体験者の腕が催眠術師の言葉通りに
勝手に上がっていく、そして下りていく現象
そのことに驚きを生ませる誘導
▼ 目次
両手を、ご自分の胸の前へと出してください。
その位置をしっかりと覚えて、まぶたを閉じてください。
ふわふわ~っと浮かぶ風船がついたヒモを
どちらかの手の手首に結んだとイメージをしてください。
もう片方の手には、手の平の上に
重たい辞書や辞典などがのっているとイメージをしてください。
風船のヒモが結ばれた手は
風船が大きくなればなるほど、上へ上へとす~っと引っ張られていきます。
風船が上へ上がれば上がるほど、風船のヒモに結ばれたあなたの手はどんどんと引っ張られていきます。
反対の手には、重たい辞書や辞典がずし~っとのってきます。
1冊2冊3冊4冊と、どんどんのってくる。
辞書や辞典が乗れば乗るほど、あなたの手は疲れてきます。
重たくなって下がってきます。
それでは、まぶたを閉じたまま聞いて下さい。
風船をつけた手は○手ですね?
まぶたをゆっくりと開けてみてください。
しっかりとイメージできているか確認をしてください。
自分でも、風船が空へと上がっていく様を思い描きながら言う。
重たくなる様を、言葉に込めて言います。
風船と辞書を、何度か交互に繰り返して言います。
適度に手が動いていることを確認したら
上がっている方の手を示す。
そして、相手がおどろいている様子を確かめる。
はじめから「風船を右手」「辞書を左手」と
指定しても良い。
この誘導では、より驚きを増やすためにあえて本人に選択をしていただいています。
複数人同時にする時などに使い勝手がいいですね。
そして、目を閉じてイメージをしていただくということでトランス注1の深まり方も早くなります。