自分の名前を頭の中からすっかりと消して、言うことが出来なくなる現象
▼ 目次
< -始めに名前を聞いておく- >
軽く目を閉じてください。
頭の中に黒板をイメージしてください。
その黒板に自分の名前(フルネームなど)を書いて下さい。
書けましたか?
< -応答を待つ->
ではそこに書いてある自分の名前を、きれいに黒板消しで消してください。
きれいに跡もなく消せれたら、軽くうなずいて教えてください。
< -応答を待つ->
今、あなたのお名前はきれいに消えてしまいました。
そうです。
あなたの名前が消えてしまいました。
それでは、3つ数えて目を開けると
あなたの名前が、きれいに消えてなくなります。
ちゃんと戻りますから安心してください。
1つ、2つ、3つ、ハイ!
あなたの名前は消えてなくなりました。
言おうとしても言うことが出来ない。
お名前を教えてください。
3つ数えると、あなたの名前が戻ってきます。
名前が消えるということを、文字を消すという行動のイメージから連想してもらい、頭の中から消してしまいます。
体験者のペースにあわせて誘導していくことが大事です。
黒板ではなく、ホワイトボード・ノートなど日常で書いたり消したりしているものを使うといいですね。
目を開けてもらいます。
話せない理由を具体的に伝えてあげてください。
あなたがもどかしそうに話すというのも、効果があります。
そして、伝えながら行動しようとすることを邪魔してください。
体験者がどの様な反応を示すか必ず確認します。
催眠暗示を解除します。
「却ってきます」や、「現れます」なんて言い方もいいですね。
暗示文を言いながら、体験者とのイメージの疎通を図ってください。
追込み暗示注1では、あなた自身が忘れてしまっているかのように表現をしながら伝えましょう。
名前が消えるという暗示は、僕はいろいろな場でよく使います。
周りに体験者の友人などいる場合は、名前が消えてしまうというのはとてもインパクトが大きいです。
この後、続きざまに名前が変わるという暗示が入りやすいですね☆